むかしばなしの『ももたろう』ほど、広く国民に親しまれているストーリーは無いだろう。
そしてあの物語の冒頭を、いま一度思い起こして欲しい。
なんと『大きな桃』が『川上』から流れてくるのだ…。
モノノフの諸君…。そこに何か運命的なものを感じないか?
僕はその事に気がついてから、いてもたってもいられずにこんなお話を書いてしまったのだ…。
■まえがき
「川上」から流れてくる「桃」。その奇妙な関係性が、僕にこの物語を書かせる原動力となりました。このお話は、ももいろクローバーZに出会ったことで、改めて生きる活力を得ることが出来た僕なりの、彼女たちへの応援メッセージでもあるのです。
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■プロローグ│Carmina Burana da Z
玉座の主との短い会話を終えると、青いドレスの少女は大広間の外で待機していた十名ほどの手勢を引き連れ、堂々とした様子で退出していった。そしてこれが、色を奪われてしまった世界の、ものがたりのはじまりの合図となった――――。
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■第壱楽章│天手力女
むかしむかしのそのむかし――――。辺境の星屑村という場所に、とても仲睦まじい老夫婦が暮らしていた。暮らしぶりは決して裕福ではなかったが、ふたりは穏やかで平穏な毎日を過ごしていたのだった。そんなある日、おばあさんが川でとんでもないものを拾う。
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■第弐楽章│火葬ディストピア
ももたろうは閼伽凛皇女を連れて馬車で星屑村を目指した。しかし馬車が『尼狐道(ニコドウ)』と呼ばれる街道の手前に差し掛かったところでふたたび鬼の襲撃に合う。万全の態勢で襲いに来る鬼たち。ももたろうに最大のピンチが訪れる。
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■第参楽章│ドレッドノート
ついに内山田は自分がかつてヒャ=ダイン・サントハイムと名乗っていたことを認めた。その日から、『打倒、沙羯羅竜王』を目指して、ももたろうの剣の修業が始まった。気が付けば内山田と出会ってから、2年もの月日が流れようとしていた――――。
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■第四楽章│黒い終末
於島神社で出会ったイヌの少女のマジックショーを見学に来たももたろうと閼伽凛皇女。ふたりはマジックショーを楽しんでいたが、『幽体離脱』という究極の脱出マジックの最中に事件は起きた。二人の身に何が?そしてイヌの少女の脱出は成功するのか?
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■第五楽章│労働参加率
遮有土の森を踏破中、ももたろう一行は幾度も鬼の襲撃を受けた。弓矢で武装し、レンジ外から狙撃してくる敵に対し苦戦を強いられてゆくももたろう。しかしそこに思いもかけない援軍が現れる。その正体は白光音峠守備隊の白ネコ班長とキジの女の子であった。
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■第六楽章│PUSH on TITAN
野逸港に到達したももたろう一行は、ハンバーガーショプに立ち寄った。そこで出会った店員のはからいで、フードバトルチャンピオンシップという大喰いイベントを観戦することになった。しかし、イベント終了後に野逸港は大規模な鬼の襲撃を受けてしまった。
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■第七楽章│無尽の愛
野逸港に襲来した鬼たちの目的はモンキーマスクの身柄を確保することだった。しかしモンキーマスクは隠れるどころか、堂々と鬼たちの前に姿を現し、立ちはだかったのだ。ももたろうはそんな状況を看過できず、自らも飛び出してゆくのだった。
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■第八楽章│ORGANIC CHERRY
ももたろう一行は、鬼族から逆川城を奪取した新城主との対面を果たした。しかし彼我の戦力差が大きく、今は戦端を開くべきではないと知った。そこで休息を取るべく向かった先で、村の子供たちに虐められている一体のロボット少女と出会うことになる。
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■第九楽章│へそで踊る歌
気分転換のために逆川の城下町にある手代木公園で休日を満喫したももたろうは緊急事態に陥っていた。公園の周囲を般若の面をつけた数千人の武装集団に包囲されてしまったからだ。ももたろう一行六名に対して敵はおよそ五千人。彼らに最大の試練が訪れた。
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■第拾楽章│歌う、歌う。
あーりんロボの活躍により般若面の男を倒すことに成功したももたろうたちは、忠誠を約束した般若隊を従えて逆川城に帰還した。帰還したももたろうは、早速破魔待城攻略の戦術案を披露するのだが、逆川城主に机上の空論だと却下されてしまうのだった。
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■第拾壱楽章│キミトノアト
破魔待城の広間でついに宿敵、沙羯羅竜王と対峙したももたろう一行だったが、沙羯羅竜王の攻撃であっさり無力化されてしまった。そしてあろうことか、閼伽凛皇女までもが沙羯羅竜王に味方するかのごとく振舞った。予期せぬ裏切りに一同は戦慄するしかなかった。
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■第拾弐楽章│満月と銀紙飛行船
魔王の居城がカスミガ国であることを突き止めたももたろう一行は、万を超える軍勢を引き連れ、万全の態勢を整えて魔王討伐に出発した。しかしその途中、単独行動をしていたイヌの少女は遭難してしまう。彼女を救ったのは美しい吟遊詩人の青年だった。
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■第拾参楽章│ONC狂詩曲(ラプソディ)
ももたろう一行は時空を超えた旅を終え、カンナミ国に到着するやいなや、魔王軍四天王のひとり天魁獏羅天(テンカイバクラテン)が根城としている『暴走爆音梁山泊(ボウソウバクオンリョウザンパク)』という砦の攻略を開始した。
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■第拾四楽章│Red of the August -brandnew journey-
天魁獏羅天を倒したももたろう一行は、次なる攻略目標である『赤辺古四十八士団撃城(アカベコシジュウハッシダンゲキジョウ)』を目指した。そこでももたろう達は朱雀こと炎帝・迦楼羅姫(エンテイ・カルラヒメ)から不思議な歓待を受けるのだった。
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■登場人物紹介
この物語に登場するキャラクターを簡単に紹介させて頂きます。カッコ内は読み。ネタバレを含んでいる可能性がありますので、閲覧時にはご注意ください。想定している演者のお名前を記載しましたが、敬称は略させて頂きました。
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■用語辞典
この物語で使用している用語について簡単に紹介させて頂きます。ネタバレを含んでいる可能性がありますので、閲覧時にはご注意ください。皆さん大人なんで分かっていらっしゃるとは思いますが、全部デタラメですから本気にしないでください。
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■解説(テキストコメンタリー)
読者の皆さんがすべてを行間から読み取っていただければ、筆者によるこのようなコメンタリーは不要なのだと思います。しかし、いかんせん僕の拙い文章力では限界があります。そこでテキストコメンタリーを書こうと思い立ちました。
⇒ https://www.hajimetanizaki.com/secret/house-of-secrets/shin-momotaro/shin-momotaro-6/