コンテンツ 凡人おじさんのウケウリ幸福論

あなたにもできる「理想の人生」の見つけ方

理想の人生を表現した背景と食事と飲み物の写真

こんにちは。

あるいは、こんばんは。

どうも、谷崎 元です。

僕はハッピーに暮らすためにはどうすればいいか、ということを日々考えています。

そして独自の研究と思索の結果、「人生ってそういうことだったのか!」というひとつの結論に至りました。

僕の主張を簡単にまとめると以下のようになります。

01.「サクセス」の先に「ハピネス」は存在しない。(存在するとは限らない)

02.実は「サクセス」しなくても「ハピネス」を手に入れる方法は存在する。

03.しかし「ハピネス」はインフレを起こし、いずれ物足りなくなってしまう。

04.また「ハピネス」を「労働」による対価で維持している場合は突然終わりを迎える危険性がある。

05.だから「ハピネス」を継続するためには結局「サクセス」が必要だ。

06.つまり「サクセス」と「ハピネス」は独立した別々の概念ではなく、まるで循環する混然一体とした存在である。

以上のことから、僕は『人生とは「サクセス」と「ハピネス」を最適化して「理想の人生」を実現するゲームである』という結論に至りました。

成功と幸福が循環している様子

何を言っているのか分かりにくいと思ったら、過去のエントリを先に読んでください。

メモ

悲報!「サクセス」の先に「ハッピー」は存在しないらしい。
https://www.hajimetanizaki.com/blog/what-is-life/

メモ

「サクセス」せずに「ハッピー」になる方法はある。がしかし。
https://www.hajimetanizaki.com/blog/what-is-life-2/

■ 「サクセス」と「ハピネス」の関係性を説明するフレームワーク

僕は「サクセス」と「ハピネス」は独立した概念ではなく、相互に作用しながら存在しているものと考えています。

その関係性を示したフレームワークが以下の「S×H PPM」(エス・バイ・エイチ・ピーピーエム)です。

簡単に言うと田の字型の表があって、

表の縦軸が「ハピネス」の度合いの「高/低」を意味します。

表の横軸は「サクセス」の度合いの「大/小」を意味します。

「サクセス」と「ハピネス」の関係を示したPPM

つまり「S×H PPM」には縦軸と横軸の交差点に以下の4つのボックスができるということです。

01.左下:「ハピネス=低」×「サクセス=小」

02.右下:「ハピネス=低」×「サクセス=大」

03.左上:「ハピネス=高」×「サクセス=小」

04.右上:「ハピネス=高」×「サクセス=大」

■ 4つのボックスの意味

【01.左下:「ハピネス=低」×「サクセス=小」】

「サクセス」と「ハピネス」PPMの左下の領域

左下のボックスは「ハピネス=低」×「サクセス=小」という領域です。

ここはもう、完全に不幸なカテゴリですね。

仕事も上手くいってなければ、私生活での幸福感も感じられないという恐ろしい所です。

まるでカイジの世界です。

【02.右下:「ハピネス=低」×「サクセス=大」】

「サクセス」と「ハピネス」PPMの右下の領域

次に右下のボックスですが、「ハピネス=低」×「サクセス=高」ということで、社会的な成功を収めている人の領域です。

ほとんどの人がまず最初にこの領域を目指そうとして頑張っています。

しかし頑張った結果、どんな人生が得られるでしょうか?

傍から見たらうらやましいほどの成功を収めていると思われている人だって、実際には私生活が崩壊しており、当の本人はまったく幸福じゃないという恐ろしい場所なのです。

【03.左上:「ハピネス=高」×「サクセス=小」】

「サクセス」と「ハピネス」PPMの左上の領域

次に左上のボックスはというと「ハピネス=高」×「サクセス=小」ということで、社会的には成功しているとは言えないんだけど、本人はとても幸福という特殊能力者が棲むエリアです。

ちなみに、その幸福がどれほど盤石な土台の上に立っているかによって、その人の幸福の「有効期限」が決まります。

土台が盤石ということはつまり「サクセス」しているので、この領域にいる時点でその人は実は「サクセス」しているとは言えません。

なので、手に入れた「ハピネス」を失うことになるんじゃないかと、心のどこかで常に怯え続けなければならない領域であるということが言えるのです。

【04.右上:「ハピネス=高」×「サクセス=大」】

「サクセス」と「ハピネス」PPMの右上の領域

最後に残ったのは右上の「ハピネス=高」×「サクセス=大」というエリアです。

ここは「サクセス」と「ハピネス」のバランスがとれた「理想の人生」の領域です。

僕はすべての人がこの領域を目指すべきだと考えています。

最近の言葉で「FIRE」という概念がありますが、その考え方に近いのではないでしょうか。

メモ

(*)FIRE
「FIRE」とは、経済的独立を実現し、早期リタイアを目標とするライフスタイルのこと。

事前に用意した生活費25年分の貯蓄を投資元本として運用し、インフレ調整後の利回りを4%以上に維持する。

リタイア後の生活費を投資元本の4%以内に収めれば、理論上は資産が目減りすることなく暮らしていけるという考え方。

■ 「サクセス」と「ハピネス」の最適なバランスの見つけ方

繰り返しになりますが、『人生とは「サクセス」と「ハピネス」を最適化して「理想の人生」を実現するゲームである』とするならば、次に考えることは「最適なバランスとは何か?」というテーマです。

これはもちろん個人差があって、各自に最適なバランスがあります。

人によっては「サクセス」方向のベクトルに偏った方が燃える、ということもあるでしょうし、人によっては「ハピネス」方向のベクトルに偏った方が安心する、ということもあるでしょう。

なのであなたにとってちょうどいい「サクセス」と「ハピネス」のバランスは自分で見つけるしかありません。

そして常にちょうどいいバランスになるように、日常をおくるように心がけましょう。

・・・

では、「サクセス」と「ハピネス」の最適なバランスというのはどうやって決めたら良いのでしょうか?

僕は理想の人生を定義するところから始まるのではないかと考えています。

とは言え急に「理想の人生」なんて決められないかもしれません。

僕自身は長い間それが分からずに悶々としていました。

しかし数年前にあるものと出会って自分の「理想の人生」を定義できるようになったのです。

そのあるものというは「バレットジャーナル」です。

メモ

(*)バレットジャーナル

アメリカ人デジタルプロダクト・デザイナーのライダー・キャロル氏が考案した独自のノート術の名前。

日本では2015年ごろから徐々に知られるようになり2019年の4月にライダー・キャロル氏本人による初の公式ガイドブックが出版されたことで大きな注目を集めた。

【公式サイト】
How to Bullet Journal
https://www.youtube.com/watch?time_continue=11&v=fm15cmYU0IM&feature=emb_logo

バレットジャーナルはひとことで言うと手書きの手帳を使った時間管理術です。

多くの類似する概念やノウハウがそうであるように、バレットジャーナルでも選択と集中を推奨しています。

バレットジャーナルでは目の前にある大量のタスクに対して、「自分にとって重要か?自分の人生に価値を加えるか?」という基準で選別を行えと教えています。

要するに無駄なものに使っている時間は無い、理想の人生に向けて最短距離を目指しなさいと言っている訳ですね。

バレットジャーナルについては僕自身が経験したことや考えたことをこのブログに詳しく綴っています。

ぜひ併せて読んでみてください。

あなたの「理想の人生とは何か?」という疑問になにがしかのヒントを差し上げることができるかもしれません。

メモ

●あなたのバレットジャーナルは「間違っている!」と叫びたい。 【ブログ版】
https://www.hajimetanizaki.com/blog/bullet-journal/

メモ

●バレットジャーナルを始める前に知っておいてほしいこと。【ブログ版】
https://www.slideshare.net/hajimetanizaki/my-bulletjournalthoughts002

■ 時間管理の先にあるのが「人生哲学」

バレットジャーナルに限った話ではないのですが、時間を有効に使おうとした際に必ず出てくるのが「重要度×緊急度」を考えろ、という概念です。

あなたがやりたいことや、やらなくてはならないことを紙に書き出してみましょう。

そしてそのタスクに「重要度」や「緊急度」についてランクをつけてゆきます。

当然ですが「重要なこと」であり「急いでやらないといけない」ものが優先されます。

普通はこの考え方にしたがって処理すれば良いのですが、このシステムはやがて破たんする運命にあります。

なぜでしょうか?

実はどのタスクも程度の差は有ってもそれぞれ重要であり、なおかつ急ぐものばかりだからです。

結局人間に与えられた時間は24時間しかない訳で、どこかのタイミングでそれを超えてしまうのです。

つまり時間管理を突き詰めてゆくと「何をするか」よりも「何をしないか」が重要になってくるのです。

その際、何を選び、何を捨てるかは、その人の人生観によって変わります。

選ぶ(残す)ものと捨てる(辞める)ものを決めるためにはあなたの中に明確な判断基準が必要となります。

大げさに言うとそれがあなたの「人生哲学」ということになります。

バレットジャーナルではタスクの取捨選択を判断する基準として「自分にとって重要か?」「自分の人生に価値を加えるか?」を考えなさい言っています。

ここで言う「自分」とはすなわち「理想の自分」「なりたい自分」「イケてる自分」ということです。

当然ですがあらかじめ「理想の自分」とは何かを定義しておかねばなりません。

そこで僕は考えました。

「理想の自分」「理想の人生」って何だろうって。

それらが明確であれば、今やるべきことがはっきりします。

捨てるべきものを捨て、スリムになったTODOリストならこなすこともできるでしょう。

ただし僕の場合はすぐにその答えにたどり着くことが出来なかったんですが…。

僕がどうやって「理想の自分」や「理想の人生」を定義できたかについては次回のエントリーで語らせてください。

■ まとめ:「理想の自分」って何だろう

とりあえず今回僕がお伝えしたかったことを改めて3つにまとめます。

01.「理想の人生」とはあなたにとって「サクセス」と「ハピネス」のバランスが取れた状態を言う。

02.「理想の人生」があなたの「人生哲学」を決定し、「人生哲学」があなたの「判断基準」を明確にする。

03.日々の「判断基準」を明確にするためにはあらかじめ「理想の人生」というあなたなりの「出口戦略」が必要である。

・・・

とりあえず今回の僕の話はこれでおしまいです。

でも、まだ僕の話は始まったばかりです。

このブログを通じてあなたが現在の「イケてない自分」と、理想として思い描いている「イケている自分」とのギャップを埋めるヒントをお伝えできたらいいなと思います。

もしよかったらまた遊びにきてください。

僕は今日も地球の片隅で、目立たない戦いをしています。

それではごめんください。

メモ

【続きの記事を読む】
#0007│「理想の人生」を定義することがあなたの出口戦略である。

あなたが「理想の人生」を手に入れるためには、先に「理想の人生」というものをしっかりと定義しなければなりません。漠然としたものはいつまでたっても手に入らないからです。今回はある心理学理論を使ってあなたの「理想の人生」という出口戦略について考察します。

https://www.hajimetanizaki.com/content/what-is-life-7/


【ひとつ前の記事を読む】
#0005│「ハピネス」になった瞬間からあなたに訪れる恐怖とは?

断捨離、ミニマリスト、田舎暮らしといったムーブメントなども相まって、「貧乏暮らし」というのがブームになっています。激しい競争の世界から逃れて穏やかな暮らしを手に入れることは間違っていないと思いますが、実はそれ新たな恐怖の始まりだったのです。

https://www.hajimetanizaki.com/content/what-is-life-5/


【コンテンツの一覧を見る】
シリーズ:凡人おじさんのウケウリ幸福論
https://www.hajimetanizaki.com/content/series-successhappiness/

Pexelsのsuzukii xingfuによる写真

-コンテンツ, 凡人おじさんのウケウリ幸福論

© 2024 谷崎ハジメの「凡人おじさんの幸福論仮説」ブログ