こんにちは。
あるいは、こんばんは。
どうも、谷崎 元です。
今回は僕が「理想の人生とは何か?」という問題について、解決の糸口が見えた時の話をしたいと思います。
■ 「理想の人生」が分かるとそれだけで心が穏やかになります。
最初にお伝えしておかないとなりませんが、僕自身は現在「理想の人生」を手に入れた訳ではありません。
ですが「理想の人生」がどういうものかは自分なりに定義することはできました。
今はその「理想の人生」に向かって頑張っている最中なので、心の中は以前と比べてかなり穏やかになりました。
人間というものは目的があってこそ、そこに向かって頑張れるものなのだと思います。
さて、「理想の人生」を手に入れるためには、先に「理想の人生」というものを定義しなければなりません。
漠然と考えているだけでは、いつまでたってもそこにはたどり着けないのです。
まずはあなたにとって「理想の人生」とは何なのか、その定義をすることから始めましょう。
もし仮にそれがサクッと定義できるなら、それは素晴らしい事です。後はそれを実現するための行動計画さえ作成すれば良いのですから!
しかし、普段から「理想の自分」とは何かを定義している人なんているんでしょうか?
そりゃあ漠然と「金持ちになりたい」とか「モテたい」くらいのことは誰もが考えることでしょう。
しかし「定義」する、ということはきちんと言葉で表さないと成立しないと思います。
もちろん他人に宣言する必要などないのですから、あなたに向かって、あなたの言葉で表現しましょう。
■ 「マズローの欲求5段階説」を使って輪郭をつかみましょう
僕は「サクセス」と「ハピネス」のバランスが取れた場所が僕にとっての「理想の人生」なのだと考えました。
じゃあどのくらい「サクセス」すれば良いのか、あるいはどのくらい「ハピネス」になれば良いのか、そこを明確にする必要があります。
ここではひとつの考え方として「マズローの欲求5段階説」を使って輪郭をつかむ方法をご提案いたしましょう。
「マズローの欲求5段階説」という有名な心理学理論があります。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した理論で、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」という説です。
メモ
●マズローの欲求5段階説
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した理論で、人間は自己実現に向かって絶えず成長するという説。
人間の欲求は下から「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の五段階がピラミッド状に積み重なっているとされる。
この欲求5段階説の最上位は「自己実現欲求」ですが、実は自己実現してしまうと目標を見失い、虚しさや欠乏感に苦しむ人が多いのだそうです。
そこでマズローは晩年になって、さらにその上に6番目のステージである「自己超越欲求」があることを提唱していたそうです。
マズローによれば、それは
「険しい山道を登りつめたところで、視界に広がる高原。そこでは特に楽しいことが起こる必要もなく、ただそこにたたずんでいるだけで内側からあふれてくる幸福感に包まれる。」
そういう感じに近いので、マズローはこの感覚のことを「高原感覚」と呼んだそうです。
僕なりの解釈ですが、これは仏教で言うところの「悟り」の境地なのではないかと思うのです。
そこでもし自分がこの「高原感覚」を得たとしたら、と仮定して、その時の気分を想像してみました。
■ 僕にとっての「高原感覚」とは
仮に僕が「理想の自分」になったとします。
その時に感じる僕の「高原感覚」っていったいどんなものなんだろう?
そんなふうに考えてみました。
その時、僕の中にポッと思い浮かんだのは「心の平穏」というフレーズでした。
そしてもし僕が「心の平穏」を手に入れることができれば、それは逆説的に「理想の自分」になったことを意味するのではないかとも考えたのです。
この考え方は僕にとっては「発明」でした。
これならば、たとえ完全に自己実現する前段階であっても、多少の「高原感覚」は味わうことができるんじゃないかっていう期待感もあります。
そこからは僕が「心の平穏」を手に入れるための条件というものがいくつも思い浮かんだんです。
その時に思いつくまま挙げた8項目をご紹介しましょう。
01.自分自身が健康であること
02.自分が孤独な存在でないこと
03.身の丈に合った贅沢ができること
04.時間に追われないこと
05.恐怖から解放されていること
06.悩みから解放されていること
07.目標や予定があること
08.やるべきことが明確になっていること
このリフレクション(内省・熟考)によって僕はある程度「理想の自分」ってものがイメージできるようになりました。
そしてこれまでの悩みを根本的に解決できるかもしれない、っていう感触を得ることに成功したんです。
ここまで来れば、あとはその「理想の自分」を実現するために、具体的な方法論を検討して、それをスケジュールに落とし込み、日々の行動を管理するだけ、ということになります。
以上が僕の体験になるんですが、さてあなたはどう感じましたか?
■ まとめ:「理想の自分」って何だろう
とりあえず今回僕がお伝えしたかったことを改めて3つにまとめます。
01.「理想の人生」とはあなたにとって「サクセス」と「ハピネス」のバランスが取れた状態を言う。
02.「理想の人生」があなたの「人生哲学」を決定し、「人生哲学」があなたの「判断基準」を明確にする。
03.日々の「判断基準」を明確にするためにはあらかじめ「理想の人生」というあなたなりの「出口戦略」が必要である。
・・・
とりあえず今回の僕の話はこれでおしまいです。
でも、まだ僕の話は始まったばかりです。
このブログを通じてあなたが現在の「イケてない自分」と、理想として思い描いている「イケている自分」とのギャップを埋めるヒントをお伝えできたらいいなと思います。
もしよかったらまた遊びにきてください。
僕は今日も地球の片隅で、目立たない戦いをしています。
それではごめんください。
メモ
【続きの記事を読む】
#0008│大谷翔平選手も使っていた手法で「理想の人生」を定義しよう!
「理想の人生」を手に入れるためには、先に「理想の人生」というものを定義しておかないとなりません。でも普段から「理想の人生」を定義している用意のいい人っているんでしょうか?今回は「マンダラート」というフレームワークを使って「理想の人生」を定義してみましょう。
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【ひとつ前の記事を読む】
#0006│あなたにもできる「理想の人生」の見つけ方
僕は独自の研究と思索の結果『人生とは「サクセス」と「ハピネス」を最適化して「理想の人生」を実現するゲームである』という結論に至りました。今回のエントリーでは「理想の人生」を構成する「サクセス」と「ハピネス」の最適なバランスについて説明します。
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シリーズ:凡人おじさんのウケウリ幸福論
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