■第拾壱楽章│キミトノアト
○タイトルについて
タイトルの「キミトノアト」は1stアルバム収録曲「キミノアト」を下敷きにしています。
○「わたくしがいなくなったらももたろうは何にも出来ないから一番心配…」
2011年4月11日に無印時代のももいろクローバーが中野サンプラザにてワンマンライブ「4.10中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事~眩しさの中に君がいた~」を行いました。
このライブはサブリーダーの早見あかりちゃんのラストステージでしたが、このくだりはそのライブの最後のあいさつで夏菜子ちゃんから明かされたあかりんとのエピソードの引用です。
○残された側が抱えるであろう『助けられなかった』という無力感や自責の念。
実は筆者は事業に失敗し破産したことがあって、その際に本気で自殺を考えたことがあります。
その時、どうにか思いとどまることが出来たのは、残されるであろう年老いた母親の存在があったからでした。
もしも読者の中に、現在とても苦しんでいる人がいるとしたら、オイラ自身は何もしてあげることが出来ませんが、どんな些細な人間関係であったとしても、あなたに関わりのあった人が後悔するんだということを思い出してください。
そしてももクロちゃんという存在が、あなたにとっての救いの神になりますように…。
○実はそれは富国有徳王があらかじめ玉座に仕掛けておいたトラップ魔法だった。
プロローグで書いておいた伏線の回収です。
もっと悲惨な最期を探していたのですが、結局これしか思いつきませんでした(笑)
○「その名もヨップ・フォン…ってコラー人の話を聞けー!!!」
この魔界の暗殺者というキャラクターはニッポン放送の吉田尚記アナウンサーを想定しております。 彼は機動戦士ガンダムSEED DESTINYに声優として出演しており、ヨップ・フォン・アラファスという暗殺部隊の隊長の役で、セリフはめっちゃ棒読みでした(笑)
ちなみに吉田アナはモノノフで、ももクロちゃん達からは細身の容姿のため『ゴボウ』と呼ばれているそうです。
○「『どうしようって言っている時間があるんだったら、よくなる方法を考えよう』」
ももクロちゃんの振付師である石川ゆみ先生があるインタビューで明かしたエピソードです。
会場の都合などで急なフォーメーション変更などをメンバーに告げる時、彼女たちがいつも笑って『OK、OK』って受け入れてくれるんだという話をされていました。
「どうして出来ないか」ではなく「どうしたら出来るのか」を考える彼女たちの姿勢にプロ根性を感じます。