解説(テキストコメンタリー)

■第七楽章│無尽の愛

○タイトルについて

元ネタはヒャダインこと前山田健一さん作詞、作曲の『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』です。

「モーレツ宇宙海賊」というテレビアニメの主題歌でしたが、当時はアニメファンから結構バッシングされていたような印象ですが、ももクロファンの中では人気高いと思うんですよね。

○「ファイトマネーの50%を、上納金として組織に納めなければならない。」

 このへんの設定は、タイガーマスクに登場する悪役レスラー養成機関『虎の穴』の掟を踏襲しています。

 もちろん「竜の穴」というネーミングもね。

○「舞ってみせようぞ傾き舞いッ!ガーッハッハー!!!」

 このへんは完全に2012年に日本武道館開催された「男祭り2012-Dynamism-」のイメージで書いています。

 オイラは映像でしか見たことがありませんが、このライブはかなり気に入っています。

 古参ノフの中でも『極楽門』に並ぶ伝説の神ライブという評価なのではないでしょうか?

○『引退なんかねえんだよ!』との言葉を放ち、緑色のタオルを渡したという逸話が残っている。

 新日本プロレスの邪道選手とTAKAみちのく選手が対戦した「プロレスラーモノノフ最強決定戦」というのが実際にあったそうです。

 その試合では邪道選手が勝利し、敗れたTAKA選手に「モノノフに引退なんかねえんだよ!」との言葉を放ち紫のタオルを渡したのだそうですよ。

○「戻ってきてよ、ももたろう! 飛ぶから! 私が代わりに飛ぶから!」

 これは2013年5月27日~29日に横浜アリーナで開催された公式ファンクラブ限定イベント『誰でもカモ~ン!~ただし、ホワイトベレーの方に限ります?~』で発生した実際の事件を下敷きに書いています。

 このイベントは3日間で全5公演を行い、5人のメンバーがそれぞれ1公演づつ演出を受け持つというものでした。

 れにちゃんが担当した最後の公演で、ファンのリクエストに応えてもう1曲やろうという流れになった時、客席のちびっこ達から一緒に「かいとうしょうじょ!」とリクエストされてしまったのだそうです。

 実は例のエビ反りジャンプは夏菜子ちゃんの腰にかかる負担が大きく、それををするためには事前にかなり入念なストレッチが必要で、思いつきで出来るモノではないんだそうです。

 それを知っているメンバーは凍りついてしまったそうですが、少しの沈黙の後に夏菜子ちゃんの出した結論は「やる」でした。

 このセリフは意を決して舞台裏に走る(ストレッチをするため)夏菜子ちゃんに対して、責任を感じたれにちゃんが放った絶叫でした。

 その場で取材をしていたライターの小島和宏氏はそれを『友情が噴出した心の叫び』と評しています。

○「だから…だからもし…仲間として、トモダチとして来てくれるなら…一緒に戦って欲しい、かな…」

 国立ライブの映像なんかを見ても思うんですが、ももクロちゃん達はファンに対して「演者とお客」という感覚が希薄なんですよね。

 それよりも一緒にライブを成功させる第6のメンバーというか、仲間意識が強いのだと感じます。 

 「私たちについてきて」ではなく、あくまで同じラインに立って、肩を組みながら前に進みましょう、というイメージがとても強く感じられて、ファンとしては大変心地よいのです。

 なので、部下にして欲しいと申し出るレフリーに対しては、恐らくこんな感じの回答をするんじゃないかな、って想像しながら書きました。

■第八楽章│ORGANIC CHERRY

○タイトルについて

 元ネタは2012年公開の映画『サルベージ・マイス』の主題歌にもなった「BIONIC CHERRY」です。

○「那多利新報というかわら版の見出しは、ももたろう一行が近づくにつれ、こんな感じで変化していったという記録がある」

 これは1815年にナポレオンが流刑先のエルバ島を脱出してからパリへ到着するまでの間に、当時の新聞の見出しが同じようなニュアンスで変化していったという史実を下敷きにしています。

 事実を忠実に報道することが使命である報道機関も、やはり権力には勝てないんですかね(笑)

○「鼻先とほっぺたに泥をつけたままで。」

 国立競技場大会パンフレットの中にあーりんが鼻先に生クリームをつけている写真が掲載されています。

 その可愛さといったらっ!

 はっきり言ってあの可愛さは完全に致死量を超えています。

 もしパンフレットをお持ちの方がいたら是非ご覧になってくださいませ(笑)

○ちなみにあーりんロボイヤーは地獄耳なので、小さな音も聞き逃さないのだ。

 実際にあーりんは地獄耳だというもっぱらの噂です。

 2014年4月20日にオンエアされたラジオ「ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo」の中の『玉井詩織旅伝説』というコーナーでしおりんがそんなこと言ってました。

 百田家が家族旅行するって話を入手したしおりんが、玉井家も同じ場所へ車で出発した際に、目的地より手前のサービスエリアで早くも合流に成功したそうです。

 その話をあーりんが羨ましがって、「どうしたら一緒に旅行できるの?」って聞いたら「聞きつけて来るしかない」って回答したしおりん。

 困惑するあーりんに放ったしおりんの一言が「あーりんは大丈夫だよ、地獄耳だから!」でした(笑)

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